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2017.05.23

ルーブリックのよしあしの基準

以前の記事で、ルーブリックは作品ベースで作るか、
それとも、求めたい能力ベースで作るか、ということについて書いた。
どちらにしても、実際に使ってみて、
修正をしていくので最終的にはあまり変わらないと思うものの、
後者の作り方には以前から違和感を持っていた。

この点についても、この前の記事での「つまずき」という観点を入れることではっきりする。
つまり、作品ベースでルーブリックを作るということは、
まさにその「つまずき」を記述しやすくなるのだ。

ルーブリックはやはりパフォーマンス課題ベースでないと
いけないとは前から思っていて、
なんというか「課題オリエンティッド(?)」な性格を持っていて、
特定の課題(あるいはお題)に対してのみ意味を持つものだと思っていた。
この点も、「つまずき」から考えると明らかで、
同じパフォーマンス課題の種類(レポートやプレゼン等)であっても
お題によってつまずき方が異なる、ということなのだ。

「作品ベースでないと、つまずきがわからない」とまでは思わないが、
やはり実際の作品をもとに議論しないと
どうしても抽象的な議論になってしまうのではないかと思う。

と、ルーブリックについて色々書いてきたが、
初等ではすでに当然の話であるようには思う。

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