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池島研究プロジェクト

日本社会の戦後の経済発展のありかたの一端について、戦後のわずか50 年たらずのあいだに繁栄と衰退を体験した池島炭鉱に注目し、戦後日本社会の縮図としての池島という観点から検討を行う研究会です。
具体的には、戦後の九州における炭鉱開発のあり方、石炭産業における技術革新や炭鉱労働の実態(塵肺問題を含む)、短期間で大きく揺れ動いた人々の生活や地域社会のあり方、さらにその背後にあるエネルギー問題や政治・経済のあり方を視野に入れつつ、炭鉱開発により地域社会がどのような変容を遂げたかを明らかにします。
そのことを通して、戦後の経済発展をあらためて多面的にとらえかえることを目指します。

この研究プロジェクトは
旭硝子財団研究助成「炭鉱開発と地域社会の変容に関する調査研究―長崎県池島の事例」(代表:中村征樹)2014~2015年度
文部科学省科学研究費補助金(挑戦的萌芽研究)「池島炭鉱の盛衰にみる戦後日本の経済発展と地域社会」(代表:中村征樹)、2014年度~2015年度
からの助成を受けています。

メンバー

  • 市田秀樹(日本文理大学)
  • 中村征樹(研究代表、大阪大学)
  • 成瀬尚志(京都光華女子大学短期大学部)
  • 東島仁(山口大学)

ミーティング

第1回公開研究会「池島研究の可能性」
日時:6月22日(日)15:30~18:00
 ※アクセス http://www.onc.osaka-u.ac.jp/others/map/index.php
場所:大阪大学中之島センター 303講義室

戦後のわずか50年たらずのあいだに繁栄と衰退を体験した長崎・島炭鉱。戦後日本社会の縮図としての池島という観点から、塵肺問題、炭鉱技術、地域社会(離島問題)、少子高齢化など、様々な面から池島研究の可能性を探ります。

話題提供者:
中村征樹(大阪大学全学教育推進機構)、市田秀樹(大阪大学e-square)、東島仁(信州大学医学部)、成瀬尚志(長崎外国語大学)、服部憲児(京都大学大学院教育学研究科)
コメンテーター:小島健一(長崎市地域おこし協力隊)、黒沢永紀(産業廃墟作品制作集団「オープロジェクト」、『軍艦島入門』著者)、植木豊(NHKエデュケーショナル)

※途中参加、退出自由となっております。お気軽にご参加ください。
なお、13時30分より同会場にて、小島健一さんと黒沢永紀さんによるトーク&対談「池島カフェ~池島の魅力を語る」(https://www.facebook.com/events/1485233215027270/)を開催します。ぜひそちらもあわせてご参加下さい。

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