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2014.08.19

MOSTフェローの合宿

明日から京都でMOSTフェローの合宿が行なわれます。
MOSTフェローとは、京都大学高等教育研究開発推進センターが毎年募集している、
全国の大学教員を対象とした教育改善のためのフェローシッププログラムです。
私は「3年間を通した文章表現科目の授業デザイン」をテーマに第3期のプログラムに参加しています。

合宿ではフェローの皆さんの半期の活動報告や歴代フェローの方のトークセッションなどもあり楽しみです。
フェローの皆さんや、センターのスタッフの皆さんとお会いできるのを楽しみにしています。
合宿の模様はまたご報告します。

2014.08.05

大学生研究フォーラム2014

7月27日に京都大学百周年時計台記念館で行なわれた「大学生研究フォーラム2014」に参加してきました。
http://www.dentsu-ikueikai.or.jp/forum/2014.html
当日は500名ほどの参加者があったとのことで、知り合いの方も多く参加されていました。

初日については舘野泰一さんのすばらしいまとめ
http://www.tate-lab.net/mt/2014/07/2014.html
にお任せするとして、二日目に行なわれた
(併催)高校教員のためのシンポジウム「大学だけでなく社会ともつながる高校教育の構築」
の報告をしたいと思います。

シンポジウムではまず、趣旨説明が溝上先生から行なわれ
続いて成田先生が前日のシンポジウムのまとめを行なわれました。
続いて、「企業」「大学」「高校」の三つの立場からの講演が行なわれました。
参加者の方はこの講演を受けて、どのテーマについてもっと掘り下げたいかで次の会場が分かれることとなります。
3つの会場に分かれた後は、グループワークで講演の内容についての疑問点や役立ちそうなヒントなどを共有し、最後はプレゼンまで行ないました。

私は、産業能率大学の杉田一真先生の「大学の立場から」についての講演に関心を持たれた人たちが集まる会場(第2会場)のファシリテーターを担当しました。
当日は何人会場に集まるかも直前にならないとわからず(3つの講演の後クリッカーで投票!)何人グループをいくつ作るかもその場で判断しないといけませんでした。

第2会場では、杉田先生の講演で取りあげられた「ジェネリックスキル」やその「可視化」の問題に議論が集中しました。
参加者の皆さんがとても熱心だったおかげでファシリテーターとしてはほとんど何もしないままで非常に議論が盛り上がりました。
ただ、みなさんが議論されている間に、この会場での議論をまとめてパワポのスライドを作らないといけないというかなり高度なミッションがあり、苦労したのですが短時間で全体での議論をまとめるというのはやってみるととても楽しい作業でした。

会場でそのまとめスライドを元に全体のまとめを行なった後、もとの大きな会場でも第2会場での議論のまとめを報告しました。
つまり、2日目も各会場のまとめをファシリテーターが報告することでジグソー的な形で各会場の議論を共有できる仕掛けが取り入れられていたのです。
最後のパネルディスカッションではやはりかなり緊張してしまいなかなかうまくしゃべれなかったのですが、いい経験ができました。

全体の感想としては、教育改革をするに当たって「可視化」というのは非常に重要であると改めて思いました。
可視化するための特定の尺度は、ステークホルダーが議論するための「共通言語」であるとも言えると思います。
また、大学も高校も、その中だけでは限界があるという点も重要だと思いました。
高大連携を含め、地域や企業など様々な形で外部と連携していく必要があると思いました。

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