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2014.07.25

「池島カフェ」―池島がやってきた!

7月20日に長崎県勤労福祉会館で
池島カフェ「小島健一が語る池島体感記II~池島がやってくる」を行ないました。
今回の目玉企画は長崎の街の中に池島をもってくるというものです。

さて、どうやってもってきたかというと、
長崎外大の学生3人による「池島ガールズ」を池島に派遣し、
Googleハングアウトで中継を行なうことで会場にいながらにして池島を体感してもらいました。

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ある程度準備をしていたものの、当日うまくいくか不安でしたが
池島ガールズの見事なレポートぶりに助けられ会場では大盛り上がりでした。
(この写真ではすぐにはわからないかもですが池島ガールズの一人はカメラマンです!)
スマホ一つあればこんなことができるんだなあと改めて驚きました。

池島ガールズには「ジブローダー」「かあちゃんの店でちゃんぼん」「8階建てアパート」
「帰りのフェリー」と盛りだくさんの中継をしてもらいました。
まったく予想していなかったのですが、
それぞれの中継地点で現地の方や観光客の方がおられ
池島ガールズが突撃インタビューしてくれたおかげで
まさに池島を体感しているような企画になりました。

池島ガールズの皆さんお疲れ様でした!

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これは長崎新聞に取り上げられた記事。

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1月に池島カフェをやったときには主催が長崎外大にもかかわらずなんと見出しは
「大阪大「池島学」開講へ 長崎外語大のイベントで報告」
と。。。。

ちなみにこれがそのときの記事です。
池島カフェ新聞a

今回は阪大に喰われるようなことはなかったので一安心(笑)
理事長も「今回の記事に阪大の名前が出てなくてよかったとね」とおっしゃってました(笑)

2014.07.24

千の風になりたくなる坂

21日の月曜日にプロジェクト科目の報告会を行ないました。

新たな授業デザインで始めて最初の最終成果報告会だったのですが、

今回からは「最終成果物」を提出してもらうことになっていました。

五島の観光パンフレットや池島のガイドマップや池島のドキュメンタリー映像など

さまざまな成果物ができあがりました。

実際のものができあがるとメンバーも達成感が大きかったようです。

僕もどの成果物も途中経過をよく知っているのでなかなか感慨深いものがありました。

みんなよく頑張ったと思います。

 

その中でも長崎の坂のよさを伝える「坂プロジェクト」の動画が面白かったので紹介します。

 

 

この元気の良さは見ていてすがすがしいです。

みなさんも赤迫の坂に上って「千の風になって」を歌いましょう!

2014.07.09

プロジェクト科目成果報告会

長崎外国語大学には「プロジェクト科目」というものがあります。
社会的意義がありかつオリジナリティのある課題に1年間かけてグループで取り組む科目です。
プロジェクトは学生提案型のものと教員提案型のものがあります。
授業の特徴としては

・到達目標を明確にするために、各プロジェクトに「成果物(印刷物、動画、イベントの開催など)」の作成を義務づけている
・活動の仕方やルーブリックなどプロジェクトに関するあらゆることが説明されている「学生用マニュアル」を作成している。
・eポートフォリオを活用しながらプロセス評価を行なっている。
・失格要件を明確にしフリーライドができないようにしている。
・中間報告と最終報告で報告内容を変えさせるとともに、ルーブリックも変えている。
・全プロジェクトを同じ時間に集めてミーティングを行なわせている。
・「リーダー」「会計」「書記」の三つの役割をもうけ、半期に2度担当者間のミーティングを行なっている(←これは同志社大学ののPBLの取組みを参考にさせてもらいました)
・半期に3回のプレゼンを行なっている(そのうちの1回は学期末の報告会の前の週に行なう予行練習)
・学期末の報告会に外部審査員を招いている。
・授業デザインに関して外部審査員の方と検討し毎学期修正している。

といった点が挙げられます。

私はこの科目のコーディネーターを2年前から担当し、
外部評価委員会の方たちと議論を重ねながら現在の授業デザインにしました。

新たなフォーマットで始めてから1年半くらいになるのですが
先日行なった学内での報告会ではどのプロジェクトも非常にクオリティが高かったです。

このプロジェクト科目の最終成果報告会を7月21日(月)に行ないますのでみなさんぜひご参加ください。

【日時】2014年7月21日(月) 16:30-18:30

【会場】長崎外国語大学 4Fホール
地図はこちら(http://www.nagasaki-gaigo.ac.jp/access.html)

【主 催】長崎外国語大学

【参加費】無料

【申込方法】
必要事項(氏名・所属・役職・E-mail)を記載の上、成瀬までメールでお申し込み下さい。
E-mail: naruse[アット]tc.nagasaki-gaigo.ac.jp([アット]を@に変えてください)

【お問い合わせ先】長崎外国語大学 成瀬尚志
E-mail: naruse[アット]tc.nagasaki-gaigo.ac.jp([アット]を@に変えてください)
TEL:095-840-2002 FAX:095-840-2001

【報告プロジェクト】
1.2014 国際交流プロジェクト
2.優しい雑貨屋さんプロジェクト
3.障碍者と社会をつなぐプロジェクト
4.池島映像製作部
5.坂プロジェクト
6.五島の良さを広めようプロジェクト~人を呼び込もう~
7.池島を世界遺産にしようプロジェクト
8.”池島”コンシェルジュプロジェクト
(1~3のプロジェクトは中間報告となります)

【外部審査員】
・石川雅紀氏(神戸大学経済学部教授/ NPO法人ごみじゃぱん代表理事)
・市田秀樹氏(大阪大学 産学連携本部 助教)
・中村征樹氏(大阪大学 全学教育推進機構 准教授)
・小島健一氏(長崎市地域おこし協力隊)
・佐谷 恭氏(株式会社 旅と平和 代表取締役)
・真田武幸氏(NPO法人リコリタ理事長、(株)SCOPソーシャルコンテンツディレクター)
・山戸惠利加氏(Khaosan kyoto Guest House)

みなさまのご参加をお待ちしております。

2014.07.07

池島カフェ「小島健一が語る池島体感記II~池島がやってくる」

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7月20日(日)炭鉱の島「池島」のイベントを行ないます。
池島の現状やこれからについて地域おこし協力隊の小島健一さんを中心にゲストのみなさんと語らい合うトークイベントです。
池島に関心のある方はぜひご参加ください。

今回のイベントテーマは「池島がやってくる」です。
長崎のど真ん中になんとあの池島をもってきました。
どんな仕掛けがあるのかは当日のお楽しみに。

池島は長崎外国語大学のプロジェクト科目(社会連携型PBL)の複数のプロジェクトでフィールドにしていますので、プロジェクトの学生たちの成果も紹介します。

定員50名となっておりますのでお早めにご予約ください。
予約は↓(こくちーず)よりお願いします。
http://kokucheese.com/event/index/190721/

日  時:7月20日(日)13:00開場 
     イベント開始14:00~ 懇親会17:00~(18時終了予定)
会  場:長崎県勤労福祉会館3階大会議室 長崎県長崎市桜町9−6
定  員:50名(予約優先)
イベント参加費:予約500円、当日1000円(いずれもフェアトレードコーヒーが1杯つきます)

【出演】
■総合司会
長崎外国語大学 特任講師 成瀬尚志
長崎市地域おこし協力隊池島担当 小島健一

■ゲスト
神戸大学大学院経済学研究科 教授 石川 雅紀
大阪大学 全学教育推進機構 准教授 中村征樹
大阪大学 e-square 助教 市田秀樹
株式会社「旅と平和」代表 佐谷恭
NPO法人「リコリタ」代表 真田武幸
カオサン京都シアター 山戸 惠利加
長崎外国語大学「池島プロジェクト」メンバー

主催:長崎外国語大学
後援:長崎市

2014.07.07

自己紹介

みなさんはじめまして
長崎外国語大学で教員をやっている成瀬尚志です。
自分の研究や活動をまとめるためのホームページを立ち上げました。
みなさんよろしくお願いします。

私は京都で生まれ育って、3年前に長崎にやってきました。
これまで哲学研究を中心にやってきたのですが
ここ最近は教育関係を中心に仕事をやっています。
いわゆるFD(Faculty Development)関連の仕事を中心にいろいろな活動をしています。
長崎外国語大学では主に文章表現科目(日本語リテラシー科目)やプロジェクト型授業(プロジェクト科目)のコーディネートを担当し、基本的な授業デザインを構築しています。

教育関係の研究で最近力を入れているのがレポート評価の研究です。
レポートをどのように評価するかはルーブリックを使ってもなかなか難しいのですが
それ以前に適切な「論題」を設定するのが非常に困難であると思います。
そこで、到達目標に応じた適切な論題パターンというのを見出せないかと現在研究中です。

また、長崎県にある離島の「池島」についての研究も行なっています。
池島は炭鉱の島として栄え、九州最後の炭鉱として2001年に閉山しました。
この池島を通して、炭鉱開発により地域社会がどのような変容を遂げたかについて研究し、戦後の経済発展をあらためて多面的にとらえていこうと思います。

哲学研究のほうでも興味深い研究プロジェクトが立ち上がりました。
それが「安心、信頼、技術研究会」です。
“trust”という概念をキーワードに技術というものをとらえなおそうとする研究会です。
実際にロボット研究をしている人たちとも連携が図れそうで楽しみです。

これからこれらの研究に加えて、
日々の仕事のことなどをこのブログにまとめていこうと思っています。
どうぞよろしくお願いいたします。

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